こぎ父の故郷・信州のお蕎麦屋さんから、おいしいおいしいお蕎麦が届きました。
こぎ父が注文してくださったのは、信州小妻屋本店の名代手折りそばです。
なだい・たおりそば、と読みます。
数か月前に注文してくださったときとは、パッケージが変わったのかもしれません。
飛脚のようなイラストが入っていたような記憶がありますが、中身も変わったのでしょうか。わかりませんが。
個包装から取り出すとこんな感じです。
薄い蕎麦色といいましょうか。
細めの麺が三つ折りになって袋に入っています。
取り出す際、気をつけてそっと扱っても、たいてい何本か麺を折ってしまいます。
写真だと、右側がポキッといってしまいました。
付属のめんつゆが袋に入っているので、麺と分けておきます。
4人で食べますが、足りなくないように、5人前を茹でます。
茹で時間に差ができないように、5人前をあらかじめ袋から出しておきます。
お湯をたっぷり沸かします。
3リットルはあると思います。
お蕎麦を入れて、
軽くほぐします。
ふきこぼれない火加減に調節して、6分茹でます。
茹で上がったら水をくんでおいたボールに上げ、冷たくなるまで水を何度か変えて洗います。
水を切ったらざるに盛ります。
五人前を1枚のざるに盛っています。
めんつゆをおどんぶりに入れて、お湯を注ぎます。
ネギがないので玉ねぎのみじん切り、前日のサラダの残りもの、ちくわとハムを刻みました。
薬味の準備も整いました。
お湯で割った麺つゆにお蕎麦を沈め、刻みのりと、とろろ昆布を一緒にいただきます。
とろろ昆布は、麺の下に隠れています。
両手を合わせて、「いただきます」
こぎ父のお口には、こちらの名代そばが一番合うようです。
久しぶりに食べて、
「やっぱりこっちがおいしいかな?」
数日前まで食べていた別のお蕎麦の味も思い出していたのでしょうか。
手折りそば、お蕎麦らしいお蕎麦といいますか、香りはめんつゆに分売がある気もしますが、舌触りがいいんでしょうか。
なかなかなんとも、おいしくいただけるお蕎麦です。
甘めのめんつゆも一人前ずつついているので、準備が簡単でありがたいです。
夏の暑い日でも、温かいかけ汁でいただきたいお蕎麦です。
こぎ父は、めんつゆを水で薄めて、氷をドバドバ入れて召しあがっています。
キンキンに冷たいお蕎麦もおいしそうですが、冷房の効いた部屋でいただいているので、私は温かいのが好きです。
高級なお蕎麦ですが、こぎ父に甘えてありがたくいただきます。
私には贅沢すぎるお蕎麦です。
贅沢なだけあって、おいしいお蕎麦です。
実家にいた頃に蕎麦湯を飲むことはありませんでしたが、夏の水分補給と思って、私もずいぶん蕎麦湯、ごちそうになるようになりました。
おいしかったです。
ごちそうさまでした。
追記
もっともっと、手折り蕎麦をおいしく食べていますアピールをしたい気分(誰にだ?)になったので、写真を撮るようにしました。
この時はトッピングを張り切りすぎてしまったのか、若干の混沌を感じます。
水菜入りのとろろいも、海苔、2時の方向の白いものは、焼き餅です。
あとはねぎとらっきょうが一粒。(何そのらっきょうて)
だしと醤油で味付け済みのとろろ(前日の残り)、やわらかすぎたゆで卵に、海苔ととろろ昆布。
ゆで卵はなしで、ねぎと海苔にわかめととろろ昆布。
ゆで卵に大根おろし、にんじんの千切りスライスに「お味噌汁の具」という名の乾物ミックス(わかめ、とろろ昆布、ふのり、焼きバラ海苔入り)。
お蕎麦ににんじんのスライスは合いませんでした。
一緒に食べるなら、お皿を分けてサラダで食べようと思った次第です。
残り物のカレーをかけてカレー蕎麦。
おいしいのですが、蕎麦の香りがカレーで消されてもったいない気もします。
おいしいんですけど。
オクラ納豆蕎麦。
生のオクラをみじん切りにして水を適量加えてよくかき混ぜると(オクラ5本に水大さじ2が目安)、粘りが増えてねばっねばなオクラができます。
よくかき混ぜた納豆(タレ・からし入り)とオクラと削り節を加えて混ぜ合わせたオクラ納豆をのせてずずずずっとすすります。
ヌルヌルに絡んだ麺がおいしいです。
めんつゆで豚の薄切り肉に火を通し、軽く火を通したなめこをトッピング。
なめこには味をつけていませんが、お蕎麦に絡むめんつゆでじゅうぶん。
なめこ1袋を4人で分けるので、少々物足りないのが難点。
盛りつけが下手でほとんど見えないですが、だしで豚肉としめじを茹でて味を出し(たつもり)、めんつゆを薄めて「あらいいおつゆ」。
刻んだ自家製の塩らっきょうがシャキシャキでいいアクセントです。
小ねぎや長ネギが買いやすいお値段の時期ですと、お蕎麦にねぎは欠かせないような気がするものです。
高値が付いて買いにくい時期であれば無いなりにおいしくいただけるものですね。
たまーにこぎ父が買って来てくださる天ぷらを、温め直して手折り蕎麦にトッピング。
かき揚げとナスの天ぷらと大根おろしです。
前の日には海老天(こーぎーのお気に入り)やいんげんの天ぷら(らっこのお気に入り)をトッピングしていただきました。
「天ぷらのせるだけでほんと、今日はずい分おいしく感じるね」
天ぷら蕎麦にした時のお約束の確認を毎回4人で言い合って「おいしいね」と言って食べられるお気に入り。
かき揚げ蕎麦。
こぎ父の話によると、いつも天ぷらを買っているお店で天ぷらの盛り合わせはもう無かったらしいのですが、かき揚げが3つ残っていたそうで全部貰って来たそうです。
残り3つは買い占めとは言わないかな。
ツレとこぎ父はひとつずつ、こぎ母とらっこは半分にしてかき揚げ3つを4人で。
らっこには半分が丁度いいわ。
とろっとろに仕上がったゆで卵を半分ずつと大根おろし。
天ぷらそばには大根おろしが無いと油が強くてもたれるらっこ。
壺ニラはおまけで載せていますが、お蕎麦と一緒には食べずに最初にニラだけ食べたりしてね。(なんでのせた)
かき揚げ蕎麦の評判がいいので、買って来てもらうたびにかき揚げ蕎麦だわ。
この日は大根おろしと紫蘇の実をたっぷり。
庭の紫蘇の葉っぱがそろそろ終わりらしく、実を付けるようになったのです。
夏の終り?秋の始まりの特別な味わい。
ツレが摘んでくれていた紫蘇の実をたっぷり用意して出したのに、お蕎麦に使ったのらっこだけだったんですけど……
2020年のいつぐらいでしょう。お歳暮の時期に注文したら、めんつゆのパッケージが変わっていました。
左が見慣れた古いパッケージ。
右のシンプルな方に新しく変わったようです。
不器用ならっこはたいてい、4分の1以上の確率でめんつゆの封を開けた時に周りにはね散らかしていたりしたので、開けやすくなっているのかどうか気になります。
開けた結果、やっぱり飛び散らかしたんですけど何か。
かき揚げ蕎麦が美味しくて、こぎ父が頻繁にかき揚げを買って来てくださるようになりました。
小ねぎと大根おろしも添えて。
めかぶ蕎麦。
とろりとちゅるっとずずずずずっと。
乾物の細切りめかぶをお蕎麦に入れると、めちゃくちゃらっこ好みです。
とろろ昆布を加えて食べることが多かったのですが、めかぶが勝ちました。
断然めかぶ派でした。
めかぶの時代がやってきました。
めかぶだけでもいいのですが、こぎ父が買って来てくださるかき揚げも添えて豪華に。
ほんと、めかぶだけでいいんですけど、こぎ父がかき揚げを買って来てくださるのです。
かき揚げ丼で食べるのもおいしいですが、かき揚げ蕎麦で名代手折り蕎麦が2倍美味しくなる気がします。
カレー蕎麦です。
ツレがこぎ母とカレーを作ってくれました。
水を量らずに加えたらしく、スープカレーかと思うくらいにシャバシャバ。
しかも大量。
ごはんにかけて食べた翌日、名代そばにかけてカレー蕎麦にしました。
ごはんで食べた時にはおいしかったのですが、蕎麦にかけるとカレー味が薄まるのでしょうか。
食べてみてどうにも味気がない。
とろみをつけるために出汁で割るとか、片栗粉を加えるとか何もしていません。
残りのカレーをかけただけ。
カレーの具だくさんで美味しいけれど、お蕎麦が……
なんのことはない。
めんつゆをちょろりと垂らしておいしくなりました。
ごはんで食べるカレーとお蕎麦にかけて食べるカレーはやっぱり違うんだなあ。(勉強)
シャバシャバカレー蕎麦。
さらに翌日は、最初からカレーにめんつゆを少々(一人分に小さじ1弱くらい)加えてお蕎麦にかけました。
正確には、麺同士がくっついて固まらないようにあらかじめどんぶりに汁だけよそっておいて、温めた麺を入れたら具は上にくるようによそっていたりします。
おいしいおいしい。
シャバシャバカレーも手折り蕎麦でおいしく食べ切りました。
海藻かき揚げ蕎麦。
塩蔵わかめを戻してお蕎麦用にトッピング。
わかめだけでは物足りなくて、結局めかぶも入れてしまうらっこ。
わかめもいいけどめかぶがおいしいぞ。
麺がちゅるちゅる食べられるのです。
かき揚げ名代手折り蕎麦。
ツレとこぎ父はかき揚げ1個をトッピングしても食べきれますが、らっことこぎ母は半分こ。
レンジでカリッと温め直してからのせるかき揚げは、いつもちょっぴり焦がし気味。(油が多いので温め過ぎると焦げてしまうみたいです)
それでもおいしい。ねぎだけでいいや。
フライドオニオン手折り蕎麦。
かき揚げがないけれど何か旨味になるような油っぽいものをのせようとした結果がこれでした。
フライドオニオン好きのらっこですが、かき揚げの代わりにはならないようです。
ねぎも少々青い部分でかたくてちょっと、失敗だったかな。
かき揚げメインのトッピング豪華蕎麦。
大根おろしをちょっとのせるだけで、かき揚げの油を流してくれるような気がします。
シンプルに食べた反動で俄然豪華になるこのふり幅。
めかぶがいいです。
いいねえめかぶ蕎麦。
10時の方向にのっかっている赤い棒状のそれは、頂き物のかまぼこです。
ミニかまぼこで紅生姜味。
小さいからそのままでいいかな?と切らずにのせたのですが、お蕎麦と一緒に食べるメリット……?
そのまま食べておいしいかまぼこはそのままいただくことにします。(輪切りとかにして、おつゆと馴染めばよかったのかな?)
かき揚げがない時でも旨味を楽しめるようにと、初めて揚げ玉を買ってみました。
揚げ玉もおいしいですね。
かき揚げとは比べられませんけれど、手軽でよろしいこと!
安定のめかぶに、緑色のはねぎではなくて「葉にんにく」です。
薬味として食べ慣れないせいか、合わないことはない気がするけどおねぎの香りの方が合うのかな?とか。
微妙に食べきれずに残ってしまったひと口分。
夜の一品に追加です。
刻んだ葉にんにくと納豆を絡ませてチュルチュルズズズッとね。
主食で食べるなら温かい蕎麦が好きですが、ほんのひと口ならこんないただき方もいいですね。
もう3口くらい食べたくなっちゃう(残念!)
揚げ玉手折り蕎麦活躍中。
七味をたっぷりかけて少し刺激的に。
パッケージに記載されている茹で時間は6分なのですが、最近は5分から5分半程度で茹であげるようになりました。
ザルにあげてからのらっこの手際が遅いのでしょうか。
少しかたさを感じるくらいに茹でられた時の方が、みなさんに評判がいい(?)ようです。
茹で切っているよりも蕎麦らしく感じられるみたいで。
だいぶたくさん作って食べてきていたというのに、今頃そんな事実を知るなんて……!
揚げ玉だけだとやっぱりちょっと寂しいから、めかぶとわかめ蕎麦。
乾燥カットわかめと乾燥細切りめかぶがお蕎麦の上でこんなに活躍してくれるなんて。
お蕎麦にトッピングするワカメは、戻した塩蔵わかめよりも乾燥カットわかめがお口に合うみたいです。
らっこの。
こぎ父もこぎ母の丼にカットわかめをどっさり振りかけていました。
10倍くらいに増えるんですけど大丈夫?ってちょっと心配したのが無駄なくらい、ぺろりとこぎ母も召し上がっていました~。
お蕎麦は海藻と相性がいい。
水浸し蕎麦。
乾麺を茹でる前に10ほど水に浸して水を吸わせ、茹で時間をおよそ半分にするとまるで生麺のような味わいが楽しめるとか。(らっこ調べ)
4束を同時にひとつのボールで水に浸そうという雑さ。
いつもよりも絡まりやすい麺。
最近は茹で時間5分が評判がよく、5分でザルにあげていますが、3分茹でて「茹で過ぎちゃったかな……(汗)」と慌ててザルにあげました。
こぎ父もこぎ母も黙って食べてくださっていましたが、ツレからは「あえて言うならちょっと茹ですぎかな?」とな。
そうだと思います。
たくさん食べたツレによると、コシがあるところもあったそうなので、浸水の際に均等に水に浸せなかった可能性大ありです。
いつもとは違う茹で方をして、いつもとは違う麺がモチモチとした食感になっていたことは、違いを知っているらっこにはわかりました。
ほかのお三人からは、ひと言も「モチモチ」とは聞きませんでした。
らっこもモチモチは好きですしいいんですけど、好きな手折り蕎麦にモチモチを求めてはいないということに気が付いてしまいました。
コシの残った感じや少しザラリとした食感。
ほかの麺とかうどんがモチモチだったらいいかなとは思いましたが、手折り蕎麦はいつもの手折り蕎麦がいいなあというのが、薬味なしで麺だけを味わってみたらっこの感想です。
たったの1回しか挑戦していませんので、いつか手折り蕎麦以外の乾麺でやってみてもいいかなと思います。
水浸し麺。
お味噌汁の残りをスープにして、手折り味噌汁蕎麦です。
ずいぶん前は4人でも6人前とか5人前茹でて食べていた手折りそばですが、いつの間にか3人前でも4人で十分食べられるような腹具合になってきました。
4人で3食分を食べるわけでして、めんつゆが1人前足りないのが常になるために時々残り物のスープやお味噌汁をめんつゆ代わりにするようになりました。
この日はお味噌汁の残りに市販の麺つゆを少々と、納豆と乾燥わかめとそのおともだち(焼きばらのり・ふのり・とろろ昆布が一緒に入っている万能お味噌汁の素)を沈めて。
小葱の緑がきれいで栄養満点。らっこ一人だけすみません。
納豆そばがおいしゅうございます。
今日の海藻は乾燥わかめだけ。
わかめだけの時には少し、おそばに対してわかめを入れすぎてしまうみたいです。
大量わかめ万歳。わかめ蕎麦もおいしい。
わかめと小葱と七味に粉山椒。
小葱は緑で見た目が映えますが、香りは長ネギのほうがおいしいかな……?
海藻蕎麦が続きます。
しばらく乾燥わかめを使っていたので、塩蔵わかめにしてみました。
こちらもこぎ母の故郷宮城県は三陸産の塩蔵わかめです。
違いますね、乾燥わかめとは食感が。
おいしくってやっぱりかけ過ぎ気味。笑
乾燥わかめも、水かお湯で戻してからトッピングに使うといいのかもしれませんが、手軽さが売りの乾燥カットわかめですので、そのままどんぶりでご容赦ください。
こぎ母のわかめのトッピング具合とみると、乾燥わかめよりも塩蔵わかめに分があるっぽいです。(おいしいからしょうがない)
めちゃんこどっさり!わかめをのせて食べてます。笑
なめこの味噌汁蕎麦です。
長ネギの香りがいい。
うん、いい香り。
七味だけそば――
に見せかけて海藻たっぷり手折りそば。
お蕎麦は信州・こぎ父の故郷に縁があって、海藻類は宮城出身のこぎ母とゆかりのある三陸産の乾燥海産物です。
とろろ昆布にわかめとばら海苔にふのりがミックスで入ったお手軽な神器!(使い方違う)のひとつです。
トッピングの具が何もなくてもこれがあるかららくらくちんちん。(この表現止めれ)
小ねぎそば。
つゆが少なくても薬味と七味でおいしくいただけます。
ひたひたで食べなくてもおいしいんだなと感じられるようになりました。
寒くなってくるとかけそばが美味しいですね。
温めためんつゆにとろみをつけて、溶き卵を流し入れたらふわふわトロトロのあんかけそばです。
寒い日は好評。
みんなで「ふーふー」鼻水すすりながら食べるお昼。
七味の代わりのチリペッパーが辛くて刺激的。
薬味に添えるしょうがは「すりおろし」が美味しいとばかり思っていましたが、丁寧に頑張った「千切り」がおろし生姜よりもおいしく感じられました。
ツレとらっこで「生姜が合う!こんなに合うなんて」と喜びました。
針生姜って言うんだよ、とツレが教えてくれました。
手折りそばには針生姜がとても合います。
ふのりラーメン――
っあ!手折りラーメンの写真でした。
ふのりで食べた手折りそばの写真を忘れてしまったのでラーメンで。(どんな流れだよ)
ふのりの歯ごたえと磯の風味がたまりません。
こんな最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
何かいいことがありますように。
おいしいお蕎麦が食べられますように。