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梅の季節じゃありませんか。
梅をおいしい酢に漬けるだけの、超簡単なのに超絶品(らっこの主観です)
「酢漬け梅」と「おいしい梅酢」ができるレシピです。
梅のおいしい酢漬け
南高梅 2kg
おいしい酢 2リットル強
洗って水けをきってヘタを取り除いた梅を保存容器に入れ、おいしい酢を注ぐだけ。
後は冷暗所に置いておき、おいしくなるのを待ちます。
床下の見えないところにしまってしまうため、いつごろからが食べ頃なのか、実はよくわかりません。
過去には、8ヶ月から9ヶ月待ってから食べ始めていますが、もっと早くてもいいのかもしれませんし、もっと1年くらい漬けてもいいのかもしれません。
あと何年漬け続けたら、らっこなりの食べ頃が出せるでしょうかね……
時間という名の魔法がかかり、琥珀色に染まったお酢は、梅のエキスがたっぷりしみだしているようで、しっかりとした甘さの中に、さっぱりとした酸味が絶品。
こーぎー家ではヨーグルトを食べる習慣があるため、もっぱらヨーグルトに振りかけていただきます。
しっとり柔らかく漬かった梅は、そのまま食べて絶品。
甘くて酸っぱいけど梅の酸味が心地いい、贅沢お菓子に。
梅が好きですっぱいものが好きなひとならたまらないんじゃないかと。(主観)
今年も張り切って漬ける予定で、新しい保存瓶まで買ってもらってしまいました。
振り返りを含めて、らっこの梅仕事記録です。
初めてのおいしい梅酢漬け
おいしい酢
って、ご存知ですか?
らっこは、なんとなく聞いたことがある気がするけど???状態でしたが、こーぎー家ではこぎ母がお好きだったようで、ときどき注文していたそうなのです。
株式会社 日本自然発酵 の(たぶん)看板で(たぶん)主力商品。
こぎ母はドレッシングの代わりにあれこれかけたり、カツオのお刺身にかけたりしてよく使っていたことが記憶にあります。
おいしい酢を置いていた冷蔵庫だか瓶の底だったかが、いつもベトベトしていた印象も残っています。
時々らっこも使わせてもらったことがありましたが、お酢にしては甘すぎておいしいと思ったことがありませんでした。
初めてこーぎー家で迎えた梅の季節には、こぎ母主導の元、青梅と味噌と氷砂糖で漬けこむ「梅味噌ソース」を大量に(確か2kg)仕込みました。
梅味噌ソースをたくさん作ったので、2年たった今でもまだ少し残っていて、ときどきドレッシングとして使っています。
梅味噌は梅が出始めた時期に仕込んだため、しばらく店頭に梅が並ぶ日が続いたこともあり、また梅を買ってもらっては、らっこがひとりで梅酒や梅醤油、梅ジャムを作ったりして楽しんでいました。
お勝手にあるスーパーのチラシ置き場に、梅においしい酢を漬けこむだけのレシピが載った何かが置いてあったので、それを読んで「あら簡単」と、確か、容器の都合で梅酒に漬けきれなかった半端な梅を使って、適当に漬けたのが最初でした。
特には量も計ることなく、手頃な保存瓶(500ml~700mlくらいかな?)に梅を入るだけ入れて(200~300gくらいかな?)、梅が浸りきるまでおいしい酢(200~300mlくらいかな?)を注いだだけの梅漬けでした。
当時はこぎ母が厳重にビニールで包み、棚の奥~の方にしまい込んでくださったようでした。
月日は流れ、梅漬けを引っ張り出すことが無いままに、こぎ母が脳出血で倒れてしまいました。
台所に立つようになったらっこが、「そろそろ食べた方がいいんじゃなかろうか?」と、期待よりも不安というような心配をして、こぎ母が入院している頃に食べ始めたように覚えています。
8ヶ月か9ヶ月程、漬けていたような記憶です。
その時の写真はありませんが、あまりのおいしさにこぎ父もツレもらっこも驚きながら、大事にしつつもあっという間に食べきってしまいました。
1週間、もったんだったかどうだったか。
とにかく、ヨーグルトとの相性が完璧。
こぎ母の退院を待てずに、その年は食べきってしまったのでした。
「もっと食べたいよ。今度はもっと大量に仕込んで」
とツレに促されるまま、今度は大量に(梅2㎏)仕込みます。
おいしい梅酢漬け2年目
おいしい梅酢漬けをたくさん仕込むことに決めた1年前(2019年)は、こぎ母が退院して、まだ包丁が持てなかった頃だったでしょうか。
もう、包丁は使っていた頃だったかどうか、記憶は曖昧です。
らっこが、買ってもらった梅を洗おうと準備をしていたら、
「梅?どうするの?洗えばいいの?やるよ?」
とノリノリでこぎ母が申し出てくださったので、梅を洗う作業と合わせて、ヘタも取ってもらうようにお願いしたことは覚えています。
ツレの話では、こぎ母は梅酒もよく漬けていたそうなので、梅仕事がお好きなんだろうと思いました。
「いい梅だね」
(嬉しそうなこぎ母)
「そうなんですよ!スーパーに並んでるのがみんなきれいで粒も大きくて、いい梅仕入れてくれてるみたいです」
(店頭に並んだきれいな梅を見て嬉しかったらっこが、想像だけで適当な返事をしました)
南高梅を買ってもらったので、アク抜きはしませんでした。
熟していない、青い梅を漬けるので、水に一晩浸してアク抜きしたほうが、本当はおいしく漬かるのかもしれません。
比べたことがないのでなんとも。
洗いとヘタ取りはすっかりこぎ母にお願いしておき、処理が済んだ梅はざるに広げてもらい、しばらく置いて乾かしておきました。
すぐに浸け込みたいときは、水気は丁寧に拭いた方が保存性を考えた時に安心です。
漬けるときの水分が、腐る原因のひとつだそうです。
梅2kgは、多からず少なからず。
自然乾燥で乾いてくれればらくちんです。
さてここで、梅仕事の基本、とらっこが考えることです。
- 梅は、美味しそうな梅を選ぶ。
- ひとつずつ流水で優しく洗う。
- ヘタは爪楊枝よりも竹串が取りやすい。
- ヘタを取る時は、実を傷つけないように丁寧に。
- 痛みのある梅は、欲張らずにはじく。
- 容器・道具・自分自身もきれいに洗って消毒・清潔にする。
こんなところでしょうか。
漬け込む作業は夜遅く、らっこがひとりで行いました。
保存瓶やおいしい酢の準備をして、さあ、梅を瓶に詰めようと、こぎ母に処理してもらった梅を見てしばし停止。
ヘタの周囲の果肉が傷だらけ……
ヘタを取る時に竹岸で刺したり引っかいたりしたんだと思います。
手元の細かい作業が難しかったのか、元々の性格か。
あんなにきれいだ(と思っていた)った梅が傷だらけ……
特に傷のひどかった6粒だけははじきましたが、ほかはみんな瓶に詰めました。
あとは、おいしい酢を注ぐだけです。
おいしい酢を注ぐと梅が浮き上がってしまい、2kgの梅に対して、1本900ml入りのおいしい酢を2本あけ、更にもう1本開けて並々と注ぎ入れました。
浮かんだ梅がおいしい酢から顔を出してしまっています。
最初から口の狭いガラス容器に漬けてしまっているので、落としブタをするわけにもいかず、そのまま漬け込み完了としました。
冷暗所に保存しておきます。
何日くらいたった頃でしょう。
数日か数週間後、気になって様子を見てみたところ、青かった梅が黄色く変色し、透き通っていたおいしい酢が少々白濁していました。
写真が無くてすみません。
おいしい酢に漬けた梅が生きてる……!???
梅の色が黄色く変わるのは黄熟(と言うそう)。
梅干しを漬ける時には、完熟梅が買えれば必要ないようですが、店頭に並ぶのは通常完熟する前の梅だそうでして、買って来てから数日置いて、黄色く追熟させてやわらかくなってから漬けると、実のやわらかい梅干ができるそうなのです。
そんな追熟を何度か経験していたらっこは、おいしい酢に漬かった梅が追熟しているということは、このまま進むと腐って梅の実も酢もだめになる?あるいは既にだめになりかけているのではないか?と想像しました。
ホワイトリカーに付け込んだ青梅が、追熟して黄熟梅の梅酒が出来上がるとかそんな話、聞いたことがないですもの。
今年は張り切って2kgも(買ってもらって)漬けたのに、もしも(腐敗やカビ)もしも!もしも!!があって食べられなかったらどうしようかと超心配。
傷ついた梅で漬けたのがいけなかったとか、そういうことよりもっと全体的な問題があるように感じました。
何か対策を取るべきか?
濁ってしまったおいしい酢だけでも捨てて漬け直すべきか?
開封後のおいしい酢は、本来、冷蔵庫保存で長期保存はきかない、みたいなことが書いてあったりするので、もう、どうしたものだか。
初めて漬けた時の瓶は、中の見えない袋に包まれ、奥~のほうにしまい込まれていたため、途中経過をまったく知りません。
あの時はどうだったんだろう。
あんなにおいしく漬かっていたのに……
こんな失敗記録に残せない!と超絶焦って写真も撮りませんでした。
あまりに心配で、「失敗したかもしれません」とツレに白状すると、ツレが瓶を見てくれました。
梅仕事の経験がほとんどないらしいツレは、
「よく分からないけど、たぶん大丈夫だろう」と励ましてくれました。
「今これをどうにかこうにかしようとしないで、様子を見たらいいんじゃないか」
と。
結局、何もしないでそのまま待つこと数か月。
8ヶ月以上漬けた梅酢は琥珀色に変わり、とろとろでやわらかい絶品の梅漬けが出来上がっていました。
おいしい酢が濁っていたのはなんだったのか、らっこの頭では分かりません。
何かしら、発酵していたのかしらと想像するだけです。
腐敗じゃなくてよかったと思うだけ。
おいしく漬かってくれているから、もう、何だっていいのです。
その先の探求心は薄いらっこでした。
広口瓶だったとは思うのですが、トロトロにやわらかく漬かった梅を取り出す作業は、ちょっとだけ、ほんのちょっぴり毎回難儀。
取り出しやすくて食べやすいように、別の容器に移してからは冷蔵庫へ。
想像ですが、ここまで漬かった梅だったなら、そのまま常温でも大丈夫じゃないかと思いながらも、「もしも」に備えて冷蔵庫で保存。
瓶はそのまま冷暗所。
おいしい梅酢は使いやすいよう、瓶に詰めかえて一応冷蔵庫。
漏斗を使えば1度で詰めかえられるのですが、どこかから探して漏斗を引っ張り出すのが大変。
注ぎ口の付いた計量カップに注いで、瓶にうつすという2度手間で毎回乗り切りました。
ブランデーのような琥珀色じゃあ、ありませんか?(言い過ぎ?)
水で薄めてサワードリンクにしたり。
ヨーグルトにかけて食べると、無茶苦茶おいしいです。
写真のヨーグルトは贅沢に、ドライフルーツ、スキムミルク、きな粉とおいしい酢のトッピングです。
んもーーーーおいしい!
こぎ母とこぎ父は、ヨーグルト用の器でいただきますが、らっことツレは基本、食べ終わったお茶碗です。(ここ、ツッコムところ)
らっこは、おいしい酢のつゆだくで、きな粉も多め。
らっこ以外の3人は、きな粉少なめ。
ツレがこのスペシャルヨーグルトを作ってくれるのが日課になっていました。
おいしぃぃぃぃぃっ!
おいしく漬かった梅は貴重品。
たっぷり2kg漬けたとはいえ、スーパーに買いに行っても売っていませんから。
一人1日1個まで。
(とか言いながら、2個3個食べる時もある)
皮が薄くて柔らかく、実はとろとろに漬かり上がったのは、スーパーで仕入れた南高梅がいい梅だったからじゃなかろうかと想像します。
ありがとうスーパー。
ありがとう仕入れの人。
種だけになっても、味が深くまで染みているので、数分しゃぶっていられます。
「あとどのくらいあるの?」
こぎ父とツレによく尋ねられました。
大事に少しずつ食べるべきか、どうしようか、ペース配分を考えていたのでしょうか。
大事にしながら、梅の実を先に食べきり、おいしい梅酢はヨーグルトにかけてもうしばらく楽しみました。
最後の最後は、嬉しくも切なくもなりました。
ごちそうさまでした。
今年もたくさん、仕込みたいと思います!
おいしい酢を買うと「おいしい通信」というカタログが送られてくるようで、今年はらっこもこぎ父から見せてもいました。
憶測ですが、たぶん、らっこが初めて見つけたあのレシピは、こぎ父が、梅に関するレシピが載ったおいしい通信のページをこぎ母に見せたか見せようとしてお勝手に置いておいたものだったんじゃないかと思います。
今年度、2020年5月号のおいしい通信にも、梅漬けのレシピが載っていました。
『青梅の酢漬け』は、1kgの青梅においしい酢を1本(900ml)~1本半(1350ml)漬けて、1~2ヶ月で出来上がるというものでした。
アク抜きも一晩するようです。
らっこが初めて漬けた時に見たレシピと同じかどうかは分かりませんが、写真がきれいでときめきます。
おいしい酢のことがいつの間にかすっかり好きになり、今年もまた新しく、(値段に少々うろたえながら)注文させてもらったのでした。
読んでくださり、ありがとうございます。
おいしい酢漬けができますように!