手頃な値段のえのきたけ。こーぎー家では、ぶなしめじとえのきは常備キノコです。
えのき好きのツレのために、自家製のなめたけを作ります。
彷徨う「なめたけ」
えのきたけ 1株
みりん
だし
しょうゆ
水あめ、砂糖、ざらめなど
(お好きな甘いもの)
自家製なめたけ
1.えのきたけを 1 株、根本を切り落とし、好きな長さに切ります。
根本の方も細かくほぐして、小鍋に入れます。
ほぐす作業が、毎度時間がかかります。
一心不乱にほぐします。
2.刻んだえのきを入れたお鍋に、みりんとだしを入れて火にかけます。
焦がさないように、火加減はずっと弱火です。
こーぎー家ではお気に入りなのか、液状のだしが冷蔵庫に眠っているので、水で薄めて加えます。
1度薄めずに使ったら、しょっぱくて辛いくらいのなめたけになったことがありました。
3.みりんが煮立ってくると、えのきがしんなりしてきてかさが減ります。
砂糖を加えて混ぜたら、しょうゆをさして味見をしながらまぜまぜ。
お好きな味になったら、火を止めます。
4.冷めたら容器に移してそのまま食卓へ。
容量ぴったりの容器があったので、なめたけ専用に決定。
「いただきます」
彷徨う「なめたけ」の余談
ツレは、以前から自分で「えのき好き」を公言していました。
こぎ母(ツレ・こーぎーの母)も、「香りとだしがよく出て大好き」と言って、毎日のようにお味噌汁に入れていました。
こぎ父(ツレ・こーぎーの父)も、買い物のメモには必ず「えのき」と書いていたので、お好きなんだと思っていました。
思っていたのですが、ツレの話によると、こぎ父は、傷んだ(腐った?)えのきを食べてお腹を壊したことがあり、以来えのきはあまり好きではないとのこと。
えええ?!!!??
「食べられないわけじゃないんだよ。大丈夫。えのきだけどと、ちょっと、ううんってなるけど」
などとこぎ父から言われたので、買わなければいいのに、「(買って)いいんだよ」とも言われ、結局えのきが常備されている状態に。
傷む前に使い切りたいけれど、毎日お味噌汁に入れるのも気が引ける。
ツレはえのき好きだから食べさせてあげたいし。
おかずに使うと、こぎ父も食べるしかないし……
・・・
・・・
なめたけだ!
常備菜のようにして容器に入れて食卓に出せば、食べたい人だけ食べられる。
1日では食べきらないし、毎日食卓にあっても不自然じゃない。
よし!
とまあ作り始めてみたものの、どんななめたけが美味しいのか、自分でわからないのです。
こーぎー家に来てから1年以上、なめたけを食べた記憶はありませんでした。
実家では、母が瓶詰のなめたけをよく買っていたように思いますが、作ってもらった記憶はないし。
きっと、えのきを煮て、それらしい味がつけられれば、なめたけになるんだろうと思いました。
えのきの長さはお好みです。
2 等分だと、長いのと(下の方)短いの(笠の付いている方)ができます。
見出しの写真は、3 等分にした長さです。
1.5cm幅くらいだと、長さのムラを感じません。
市販の瓶詰なめたけは、0.5cmほどの幅で、長めに切ると、「贅沢な感じがするね」とツレが言ってくれました。
私は、ムラ感のない短め1.5cm幅くらいが好みです。
調味料の分量は、お好みです。
とあるレシピの分量で計りながら作ったら、しょっぱいしょっぱい。
調味料を目分量にして作ってみたら、ツレは「おいしくできたね」と言ってくれるし。
私は毎回、「……?」
ツレは、「毎回味が違うけど、いつもおいしい」と言ってくれます。
砂糖を水あめにしてみたり、ざらめを入れてみたり、調味料を入れる順番を変えてみたり、だしの素を変えてみたり、つゆだくにしてみたり、毎回違った作り方をしています。
おいしいと言ってくれるツレとこぎ母の言葉に甘えて、ときどき手を伸ばして食べてくださるこぎ父に甘えて、何度でも、ちょっとずつ作り方を変えながら、目分量で作ります。
彷徨っています。
だから自家製がおもしろいのかもしれません。
今度作るなめたけも、おいしくできますように。
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。