フライパンの中のこの物体。なんだかわかりますか?
これ、フレンチトーストを焼いているんですよ。
そんなばかなです。
らっこの切ない失敗談です。
失敗しちゃったフレンチトースト
分厚い食パン 2枚(耳を落として4つ切り)
スキムミルク 大さじ3
お湯 200ml(スキムミルクを溶かす用)
卵 3個
てんさい糖 大さじ1
サラダ油 小さじ1くらい
メープルシロップやはちみつ お好みで
初めて作ったフレンチトーストが、思いのほか美味しかったので、その後あれこれ作り方を検索して、分厚いパンで、一晩卵液に浸して作る焼き方に惹かれました。
作ってみてからレシピを調べるのがらっこ流。(おいおい)
こぎ父が、分厚い食パン(ヤマザキのダブルソフト)を買って来てくださったので、これは作ってみるしかないでしょ!と、張り切ってスタートです。
卵液が染みやすいように食パンの耳を切り落としました。
耳はらっこがおやつに食べました。
スキムミルクを200mlのお湯で溶かします。
卵は、パンが分厚いのだからと思って、贅沢に3個。
卵が3個でてんさい糖が大さじ1杯。
甘さ控えめにもほどがあります。
甘くないフレンチトーストが焼きあがりました。
そして今ならわかりますが、卵3個は入れすぎ。
多いって。
オムレツ作るんじゃないんだからさ。
混ぜ合わせた卵液を、なんと、
ざるでこしました。
この手間はどこから……
やるにこしたことはないのでしょうけど、プリン作るわけじゃないですから、こさなくても、まあ、大丈夫だったんじゃないかと。
手をかけることが悪いことではないはずなのですが、らっこは何を間違えた?
パンを卵液に浸します。
冷蔵庫で一晩寝かせます。
その後の姿がコチラ。
飽和状態というのでしょうか。
パンによく浸透しているようですが、吸われきれなかった卵液もあるようです。
その結果。
パンからあふれ出る卵液と一緒に焼く状態に。
なんか、卵液が繋がってしまっています。
パンが分厚いので、ふたをしました。
弱火で6分。
6分後、卵液が一体化しております。
どうやってひっくり返そうかと、迷っている間にこんがりとしたニオイが……
えいやっ!
なにこれ?
もう、テンション下がるしかないわ。
このままの形で固まりそうになってしまっていて、とにかくよいしょよいしょと平らにならしました。
平らに直せただけでひとまずほっとしました。
弱火で焼いていたつもりでしたが、火が強かったのでしょうか。
火をさらに弱めてふたをして、再び6分。
6分後の焼き色は、
まあまあよろしいのではないかと。
卵液同士が繋がって、1枚の大きな何かが出来上がるところでした。
食べやすさを考えれば、最初の4つ切り食パンの姿に戻してあげるのがよいでしょう。
わりとしっかり焼き焦げてくっついて、ヘラで切り分けるのにも難儀しました。
包丁?
そんな、洗い物が増える新しい道具なんて使いません。
一応、真っ黒こげを下側によそうらっこです。
湯気が上ってほっかほか~。
メープルシロップやはちみつをかけまして、
「いただきます」
ツレに、
「あんまり甘くないね?」
物足りなそうに指摘されました。
甘さ控えめにもほどがありましたね。
フレンチトーストは、甘い方がおいしい、と(メモメモ)。
初めて作った時のおいしさは、パンがよかったのか、運がよかったのか。
今回の、十分すぎるくらいに卵液を吸った分厚い食パンの中は、若干ナマっぽさを感じる焼き上がりでした。
しっとりし過ぎ?
初めての食感で、戸惑いました。
もしかしたら、中まで十分に火が通らずに、生卵を浸したパンを食べていたのかもしれません。
薄くつぶれかけたパンは、ナマっぽさは感じませんでした。
フライパンに置いた場所の違いだったのかしら。
甘くなくて部分的にナマっぽくって、焦げが苦くてなんだかもう、申し訳なさしかありませんでした。
今度はちゃんと、どこかの誰かのレシピ通りに作ります。
最初からそうしろよって、言わないでおくれ……
ちなみに、ビニール袋に残った卵液。
甘さが足りなかった反省から、てんさい糖と薄力粉とベーキングパウダーを加えてモミモミ。
袋の中で混ぜて作るのは初めてで、なんだか変な感じでした。
ボールに全部開けて、ヘラでしっかりと混ぜたほうがいいかしらとか、思いましたが袋で続行。
熱して薄く油をひいたフライパンに流し入れて、スポンジケーキを作ります。
ホットケーキとは言い難い気分。
袋から絞り出すには限度があるのか、だいぶ袋に生地が残ってしまっていましたが、焼き始めてしまえばらくちん。
ボールもヘラも泡だて器も洗う必要がないなんて、ちょっと感動。
ちょっとね。
ベーキングパウダーを入れすぎたらしい気配には目を背けつつ。
ふたをして、弱火で6分。
なんだか、フレンチトーストよりもまともに焼けた気分です。
きれいなきつね色になりました。
反対側もふたをして。
反対側の焼き加減は?
25点!
ピッタリすぎるお皿によそったら、ツレがきれいに切り分けてくれました。
メープルシロップをたっぷり吸わせていただきます。
スポンジの断面は、35点!
懲りずにまた、フレンチトースト焼いてみます。
こぎ母は、甘くて柔らかいフレンチトーストのほうが、カリッとふわっと焼きあがった食パンよりも、食べやすそうです。
なんとなくですけど。
甘いものの食べすぎには気をつけるように、お医者さんから言われたようですが、食欲がわかずに食べられないよりは、いいかな?どうかな?
ごちそうさまでした。
読んでくださり、ありがとうございます。