こぎ母は、自分が寝る前にツレとらっこに挨拶に来てくださいます。
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認知症の母に癒される瞬間は就寝前のあいさつ巡回|仕事と介護の両立
1日の最後に、私と連れの仕事部屋に挨拶に来る母のセリフです。 回復期リハビリテーション病院を退院して自宅に戻ってから、毎日欠かさず寝る前に私たちのところへ笑顔でやってきます。 母は脳梗塞で入院する前か ...
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部屋が和室でふすまなので、「トントン」は自分の口で言います。
「今日も1日ありがとうございました」
挨拶に来てくださったこぎ母の首元があいていました。
寒くないかしらんと思いましたが、元々パジャマが首元を締め付けないそういう形。
上に着ているセーターの首元もあいているから仕方がない。
挨拶の後すぐに部屋に戻って寒くないようにしてくれたらいいかな――とかなんとか思っていたところ。
「ふふふ」
ツレが小さく笑って
こぎ母のパジャマズボンが下がっていたことに気が付いたツレが、腰まで上げて直していました。
トイレから出た足で挨拶に来てくださったのでしょうか。
着替えという動作をご自分ですることはできますが、服の前後ろを見分けたりするのは難しく、見守りは必要です。
セーターもズボンの中に入れて着てみたり、この時のようにズボンが上げ切れていなかったり。
要介護2。そんな状況です。
こぎ母が、下がったズボンを直してもらいながら一言。
ふふふ。
今日も一日
どうもありがとうございました
ありがとうございました
おやすみなさい
おやすみなさい
こぎ父が寝る支度を調えてまっている寝室に帰っていくこぎ母でした。
読んでくださりありがとうございます。