なんだか無性に焼きおにぎりが食べたくなりました。
らっこにとっての焼きおにぎりは、甘じょっぱい醤油味のイメージでした。
醤油味で作ってみようと思いついたものの、こーぎー家の皆さんは「醤油ラーメン」よりも「味噌ラーメン」派だったことを思い出し、甘味噌をつけて焼いてみました。
甘味噌焼きおにぎり
ごはん 4人分
<A>
しょう油 小さじ1強
みりん 小さじ1弱
ごま油 小さじ1弱
<B>
味噌 大さじ1強
てんさい糖 大さじ1強
しょう油 ちょろり
ええ。
焼きすぎてしまいました。
フライパンで焼いたのですが、失敗のお手本のような黒焦げ。
焦がしすぎてさえいなければ、表面はかたくて中はしっとりとしたご飯で味噌が甘じょっぱくて、きちんとおいしく焼けました。
らっこ、甘味噌焼きおにぎりを思いっきり焦がす
1.温かいご飯に<A>を加えてよく混ぜます。味見をして、好みの加減に調えます。
2.味付けしたご飯で固めのおにぎりを握り、フライパンに並べて両面をこんがり焼きます。
3.<B>を混ぜ合わせて甘味噌を作り、こんがり焼けたおにぎりに塗って、もう一度味噌をこんがり焼きます。
完成です。
お皿に取り分けて「いただきます。」
焼く前に軽くご飯に味付けをしたのもよかったのかもしれません。
あからさまに味が付いたご飯ではないのですが、ほんのり甘くて塩気を感じるご飯と、表面のカリカリ(焦げが苦い)甘味噌はなかなかの相性。
みなさん、あまりお好きじゃなかったらどうしようかという心配もどこ吹く風。
珍しいものだと喜んでくださったので、また作る機会も食べる機会もありそうです。
===
冷凍しておいた残りごはんを、電子レンジで解凍温めて、ごはんが熱いうちにしょう油(小さじ1強)、みりん(小さじ1弱)、ごま油(小さじ1弱)を加えてよく混ぜます。
ゴマ油をごはんに混ぜて焼くと、香りがいいのはもちろん、フライパンにこびりつきにくくなるそうです。
テフロン加工のフライパンを使ったので、焼く時には油はひかずに焼きました。
おにぎりを作ります。
4人で食べるので、8個握りました。
ラップで包みながら、手にはしっかりと力を込めて、きつくかために握ります。
焼きながら形が崩れてしまわないようにするためです。
ご飯は4人分温めたのですが、きつくかたく握ったせいか、比較的小ぶりなおにぎりが8つできました。
握ったものからフライパンに並べていきます。
直径24センチのフライパンでは、一度に全部焼くのは無理かしら?
無理矢理なのは承知で、なんとか並べられました。
時間と気持ちに余裕があれば、こんな風に詰め込まないで、ゆったりと焼いた方が失敗しないでしょうね(らっこ飯クオリティ)
焼き色を付けたいのですが焦がしたくなかったので、弱火にかけました。
焼いている間に、甘味噌を作っておきます。
味噌(大さじ1強)、てんさい糖(大さじ1強)、しょう油(ちょろり)を混ぜ合わせます。
好みの甘さ、しょっぱさに調えてください。
水分が無くて「たれ」になっていないので、おにぎりに塗りにくいであろうことは分かっていましたが、焦がしすぎた原因の一つはこの甘味噌だったと思います。
でも、らっこの好みの甘さにできたので、味はおいしかったのですよ。
弱火で10分焼いたころ、焼き加減を確認したところ、ちっとも焼けていません。
ごはんに混ぜたごま油がきいているのか、こびりついている様子はありません。
中火に強めて(弱めの中火)5分。
焼き色は綺麗についてきましたが、何しろフライパンがいっぱいいっぱいなため、ひっくり返すのに苦戦。
とりあえず2個はお皿に避難させ、ひっくり返しました。
わかっていたことですが、ずいぶんおにぎりの形を崩してしまいました。
右手に菜箸、左手にヘラ。
端先もヘラの先も、軽く水で濡らしてからおにぎりを掴みましたが、崩れてしまうんですね。
焼き終わってから気が付きましたが、菜箸もヘラも使わずに、手袋をはめて手でひっくり返したほうが、崩れずに簡単にできたんじゃないかと。
おにぎりが熱くて触れなかったかしら?
ひっくり返した面も中火で5分。
焼き色がついた面に甘味噌を塗り、もう一度ひっくり返して甘味噌も軽く焼きます。
こちらの面もこんがり焼けていました。
味噌も砂糖も焦げやすいので、気をつけましょう。
ということは分かっていたのですが、ひっくり返したままの中火で焼いてしまいました。
中火のままで焼きながら、ひっくり返した面にも甘味噌を塗っていました。
香ばしい匂いがだんだん焦げ臭く感じなかったわけではないのですが、8個分塗り終えて1分か2分、ひっくり返したら、
やっちまいました。
どうりで焦げ臭い気がしたわけだ(おい)
弱火に落として裏面の味噌も少し焼きます。
グリルやトースターで表面の焼き色を確認できる焼き方でないと、味噌は危険ですね。
おにぎり8個を全部ひっくり返してから、5秒くらいだけ中火で焼いて、火は消しました。
お皿やスープの用意をしながら余熱で1~2分。
お皿によそいます。
弱火で焼いた面は、程よいきつね色できれいに焼けたと思います。
両面こんな風に焼きたかった……
この焼きおにぎりのよそい方。
らっこ飯クオリティ。
真っ黒焦げはいきなり目線には入らない向きに置いて。
真っ黒こげでフライパンに残った味噌は、らっこのサラダのお皿によそって。
「いただきます。」
こーぎー家では珍しい焼きおにぎりに、
「お、今日は美味しそうだね」
と言ってくれるツレ。
ありがとうございます。
そんなちょっとした一言が、ごはんを作っている人にはほんと、本当に、ありがたく嬉しかったりするんですよね。
実家で母親に作ってもらっていた頃は……
早速食べ始めると、ツレだけおにぎりを手で食べていくれていました。
あらま。
手に味噌が付いてしまわないかしら?
こぎ父もこぎ母も、らっこも、最初からお箸で持って食べていました。
おにぎりなのにね。
ツレも2個目は、お箸で食べていました。(そうかそうか)
表面両面ともに味噌を塗っていましたから、アルミホイルで包んだりすればよかったのでしょうか?
世の皆さんは味噌付きの焼きおにぎり、どうやって食べているんでしょう。
もっと小ぶりサイズでいくつか作っておいて、上手に冷凍して保存できれば、夜食や小腹が空いたときに重宝しそうです。
ああ、でも、作るまでがちょっと長いかな(作らないんかい)
今度は醤油味も食べたいな……(話を逸らす)
お坊さんのブログに、よく、「焼いた味噌は元気になる」(大意)みたいなことが書いてあったので、砂糖を使ってしまってはいますが、きっと、焼きすぎたお味噌も元気のもとになってくれたさ、と思うことにします。(前向き)
ごちそうさまでした。
読んでくださり、ありがとうございます。