茹であずきの缶詰が、微妙な量で残っていました。
小麦粉と卵と混ぜてフライパンで焼いて、即席小豆ケーキです。
フライパンで和風小豆のケーキ
薄力粉 1カップくらい
ベーキングパウダー ティースプーン軽く1杯
塩 少々
砂糖 小さじ1
全卵 2個
茹であずき(缶詰)大さじ2くらい
水 1/2カップくらい
サラダ油 少々
分量は目分量です。
大丈夫です。
なんとなくでもケーキは焼けます。
絶品のおいしいケーキを目指していません。
家にあるものだけで手軽に作れる、「ちょっと甘くておいしいもの」を目指しています。
フライパンで和風小豆のケーキ
1.サラダ油、水以外の材料をすべてボールに入れ、泡だて器をゆっくり動かしながら混ぜ合わせます。
水であずきの缶詰に残った小豆を洗い落し、小豆が溶けた水を用意します。
2.生地を、泡だて器からたれるくらいの緩さになるよう、絶えずかき混ぜながら、水を少しずず加えて調整し、最後にサラダ油を加えてもうひと混ぜします。
3.生地をフライパン(焦げ付き予防加工がしてあるタイプ・直径24cm)に流し入れ、ふたをして弱火で焼きます。
時々ふたを開けて様子を見ながら、生地の表面に気泡ができてくるのを待ちます。
4.生地の表面に気泡ができて穴が開き、表面に熱が伝わり生地が乾いてきたように見えたら、生地をひっくり返します。
油をしかずに焼いているので、ヘラでフライパンから生地をはがす必要がありました。
そんなんでもちゃんと、ひっくり返りました。
裏面も弱火でふたをして焼きます。
1~2分くらいでしょうか。
5.こんがりしたようなにおいが立ったので、生地の中央に竹串をさしてみて、生地が付かなかったので焼けています。
火を止め、ふたを外したまま、フライパンで冷ましました。
お皿によそって食べやすい大きさに切り分けます。
「いただきます」
フライパンで和風小豆のケーキの余談
粉をふるったり、卵を泡立てたり、材料をきちんと計量したり、基本的なことを全部省略していますので、簡単です。
洗い物は、ボール、泡だて器、ティースプーンとフライパンだけ。
牛乳は、家に買い置きがないので使っていません。
水でもなんとか焼けています。
ここひと月くらいで、何度か小豆の缶詰を使ったお菓子を作りましたが、ツレに、
「コツが掴めてきたんじゃないの?」
と言われました。
どんどん、作業が単純化しただけで、掴むコツも何もあったものではありません。
変遷をたどってみたら、
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下から2番目のの黄色いのは、かぼちゃのケーキで小豆は添えただけですが、それも小豆のお菓子ということで。
ツレの言う通り、コツはともかく、ある程度「まとも」にはなってきているような気がしないこともありません。
甘すぎない甘いお菓子。
家庭で作る醍醐味でしょうか。
今回のケーキには、小豆だけでなく、砂糖(上白糖)も加えましたが、ツレには、
「十分甘いよ。これ以上甘かったら、俺は食べられないな」
と言われました。
真ん中の一部が少し焦げたような焼き色ですが、少し黒いくらいの方が、
「良く焼けている。おいしそう」
と、こぎ母が言ってくださるような気がします。
こぎ母が、
「自分はこういうのは作れないけど、お母さんは好きで喜ぶだろうから」
と言って、一切れをラップで包み、お仏壇にお供えしてくださいました。
「おばあさんにも食べさせてあげたかったねえ。みんな早く死んじゃって」
「誰と誰は喧嘩して食べるんじゃないかしら。」
「誰々は黙って見ているだけだろうな。」
こぎ父とこぎ母は、お仏壇の仏さんの反応を予想しあって楽しそうにお話していました。
「甘くておいしい」
と言って、お二人もとても喜んで食べてくださいました。
よかったです。
こんならっこのケーキをおいしいと言ってくださり、本当にありがとうございます。
同じ分量でもう一度、同じ味に焼き上げることはできる気がしませんが、「同じように」作ることはできるかもしれません。
小豆の缶詰がなくなったので、また買ってもらいました。
ツレは小豆を好んでは食べませんが、また、気が向いたら何か「甘すぎない甘いお菓子」を作ってみたいと思います。
らっこはクッキーやビスケットみたいなのが食べたい気分です。(自分で作れや)
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。